単一神話
著者不明

本書はもともと,TES3の発売前に,マイケル・カークブライド氏からThe Essential Site(TESのファンサイト)に投稿されたものである。『単一神話』,『ハイエルフ(アルトマー)の創世神話』,『シロディールの創世神話』,『ヨクダの(レッドガードの)創世神話』という,4冊の本に分かれていた。

Elder Scrolls Onlineでは,『竜神と欠神かけがみ』の節は独立した本である。

単一神話/monomythまたは英雄の旅/hero's journeyとは,神話学者ジョーゼフ・キャンベルが提唱した概念であり,(1)英雄は冒険に出発し(2)決定的危機で勝利し(3)変化して帰還するという,世界中の神話・民話の英雄譚に共通する構造である。ただし,ここでの「単一神話」は,「タムリエル各地の創世神話に共通する構造」という程度の意味だろう。

ムンドゥスでは,対立と格差が変化をもたらし,変化とは〈十一の諸力〉の最も聖なるものである。変化とは焦点も起源も持たない力である。(『オイグニサ』,タヘリテシージ修道会

簡単に言えば,人間とアルドマーの世界観における分裂は,彼ら定命者と神々の関係〔によるもの〕である。人間は自分たちが神々の勢力により創造されたというつつましい道を行くのに対して,アルドマーは自分たちがそれらの末裔であると主張する。大したようには思われなくとも,その差異こそ,彼らの多様な神話のその他のところを色づけているのだ。

あらゆるタムリエルの宗教は同様に始まる。人間であれマーであれ,物事はアヌと〈彼の他なるもの〉という二元性から始まる。これら二組の勢力は多くの名称で通っている──アヌとパドメイ,アヌイエルとシティス,アクとエル,サタクとアケル,〈である〉と〈でない〉。アヌイエルは〈語りえぬ果てなき光〉であり,シティスは〈名状しがたき堕ちゆくおこない〉である。その中間にあるものが〈灰色の不確実〉(エルノフェイ語で「ナーン」)である。

ほとんどの文化では,アヌイエルは世界創造のための相互作用を役割とするゆえに崇拝されているが,シティスは反作用を引き起こすものであるゆえに最も高く尊重されている。シティスは従って〈原初の創造者〉であり,意図なくして本質的に変化を引き起こす実体である。ヒストでさえ,この存在を認めている。

アヌイエルは〈秩序〉とも見なされており,〈混沌〉のシティスと対立している。定命者にとっては完全な静止よりも変化のほうが想像しやすいのであろう。というのも,アヌイエルはシティスの空想という神話的背景に追いやられることが多いからだ。ヨクダの民話(世界で最も生き生きとした民話のひとつ)では,サタクは“ざわめき”として幾度か言及されているにすぎない──彼はとても広く行き渡る力であるゆえに,実際にはまったく存在しないことになるのだ。

いずれにせよ,これら2つの存在からエト'アダすなわち〈原初の諸霊〉が生じる。これらエト'アダは,人間にとっては神と悪魔であり,アルドマーにとってはエイドラとデイドラ,すなわち“祖先”である。タムリエルのパンテオンはすべて,その名簿をこれらエト'アダから埋めている──神々の一員であるかどうかは文化によって異なることが多いものの。とはいえ,これらのパンテオンはいずれも,アヌおよびパドメイと同様に,〈竜神〉および〈欠神かけがみ〉という原型アーキタイプを含んでいる。


〈竜神〉と〈欠神かけがみ

〈竜神〉は常に〈時間〉と関係しており,“最初の神”としてあまねく崇拝されている。彼はアカトシュと呼ばれることが多く,「汝の〈永遠〉からなる止まり木は日を与えた」とされる。彼はシロディール帝国の主神である。

欠神かけがみ〉は常に〈定命の次元〉と関係しており,人間とアルドマーの分裂における重要神格である。「かけ」とは,彼がパンテオンから明白に不在であること(もうひとつの心的苦痛であり,多様な方法で解釈されている),または彼の“神の火花”が他の不死者により取り去られたことを示している。彼はローカンと呼ばれることが多く,また彼の碑銘は涜神的なものも敬神的なものも同程度に多数ある。

タムリエルと〈定命の次元〉はまだ存在しないことに注意せよ。〈灰色の不確実〉は今なお〈原初の諸霊〉の活動領域である。〔〈原初の諸霊〉の〕ある者たちはアヌの光のほうにより強く,その他の者たちは不可知の虚空のほうにより強く縛りつけられている。彼らは,絶えざる流動と相互作用により数を増し,長い時を要して自身の個性を固定化する。アカトシュが形を成すとき,〈時間〉は始まり,ある諸霊にとっては過去と未来を伴う存在として自己認識が容易になる。認識可能な諸霊のうちで最も強い者たちは結晶する──メファーラ,アーケイ,イ'フレ,マグナス,ルプグタなどなど。その他の者たちは概念,観念,または感情として留まる。これら最も強い者たちのひとつにして,かろうじて形を成す衝動であり,その他の者たちにローカンと呼ばれる者が,ムンドゥスすなわち〈定命の次元〉の創造計画の詳細を説く。

人間は,レッドガードを除いて,この行いを神の慈悲──下位の被造物が不死に至ることを可能とする啓蒙──であると見なしている。アルドマーは,ダークエルフを除いて,この行いを無慈悲な詐欺──彼らと霊的次元のつながりを断ち切ったという策略──であると見なしている。


ローカン

この創造者・掻乱者トリックスター・試験者の神はタムリエルに伝わるあらゆる神話に登場する。彼の最も有名な名前はアルドマー語で「ローカン」,すなわち〈悲運の太鼓〉である。彼は〈原初の諸霊〉を説き伏せまたはたくらんで〈定命の次元〉を創らせ,現状を覆した──ちょうど,彼の父パドメイが〈原始の空間〉の宇宙に不安定をもたらしたように。世界が実体化すると,ローカンはみずからの神性の中心から分かたれ,ときには不本意ながら,エト'アダが創ったその世界をさまよう。これらの出来事についての解釈は文化によって大きく異なる。よく知られているものは以下のとおりである。


単一神話:アービスの神話

『シジクの代償』という副題がつけられた『神話的アービス』は,ユリエル5世の輝かしい初期治世においてその彼に対してアルテウムの護教家たちがアルドマーの宗教の基礎を説明しようと試みるものだった。それは,ローカンという概念──シロディール人は,依然として,〈神々〉におけるこの欠けた同胞を“シェザー”として尊重していた──に対しては,何らかの非難や偏見をひそやかに避けた。これにもかかわらず,それでもシジク修道士たちは〈古〉の見解について優れた要約を与えているため,ここでの目的に資するであろう。このバージョンは,ある無名の筆写人が手書きで記した,帝国神学校の保管文書に由来する。

〈神話的アービス〉は存在しており,また測り知れない時から非現実的な〈超自然の領域〉として存在してきた。

「アービス」とは,知覚不能な〈半影〉,すなわちアヌとパドメイという〈である〉と〈でない〉の間の〈灰色の中心〉を暗示するために用いられる。それには,エセリアスとオブリビオンにおける多数の領域の他に,あまり構造が明確でない形態も含まれる。

〈神話的アービス〉の魔法的存在は,長命であり,物語めいた複雑な生涯を送り,諸々の神話様式を生み出す。

これらは両極の神々の欠片から作られた諸霊である。これらの最初は〈時の竜〉のアカトシュであり,彼の形成によって,その他の諸霊が自己を構造化することは容易になった。神々と悪魔は形を成し,形を変え,子を産む。

最後に,〈神話的アービス〉の魔法的存在は終極の物語を語った──彼ら自身の死の物語である。これは,ある者たちにとっては,世界における具象的・非魔法的な実体への芸術的変容だった。その他の者たちにとっては,すべてが殺されて彼らの肉体が世界における物質に変じるといういくさだった。さらに他の者たちにとっては,熱情的な成婚と子産こうみであり,両親の諸霊は,自然の過程によって,死んで次の定命の種族に取って代わられねばならなかった。

この共同体内の決定の首謀者は,初期の神話のほとんどで掻乱者トリックスターや詐欺者としてそしられているローカンだった。この物語についての〔ローカンに対して〕より同情的な見解は,定命の次元がともかく存在するのはローカンによるという点を指摘している。

魔法的存在はみずからの姿に似せて定命的アービスの種族を創った──意識的に芸術家や職人として,または定命者の土壌になる肥沃な腐敗物として,またはそのほかさまざまな類推的意味において。

そして,死せる魔法的存在はエト'アダに変じた。エト'アダは,定命者によって,アービスにおける神々,精霊,または守護神ゲニウスとして認識・崇拝されている。これらの魔法的存在は死を通じて,事実上,〈超自然の領域〉のその他の魔法的存在から分かたれた。

このとき,オブリビオン──パドメイのヴォイドに近い領域──によりよく調和した精霊や神々であるデイドラも生じた。この行いをもって神話紀(エルフ紀)が始まる。それを最初期の定命者は多様に理解してきた──喜ばしい“第二の創造”とも,または(特にエルフにおいては)神からの痛ましい断裂とも。その出来事の創始者は常にローカンである。


単一神話:ヨクダの“〈世界の皮〉サタカル”

この箇所は初投稿時では『ヨクダの(レッドガードの)創世神話』として知られていた。

「サタクは〈最初の蛇〉にして〈かつて訪れた蛇〉であり,来たるべきすべての世界たちはそのほのかな鱗光のうちに休らっていた。しかし,蛇はとても大きくて他に何もないので,その蛇は〔体を伸ばせず〕幾重もとぐろを巻いており,来たるべき世界たちはそっとっていたがいずれの世界であれ息つく余地も落ちつく余地すらなかった。そこで,世界たちは外に出してくれるように何かに向けて助けを呼んだが,もちろん〈最初の蛇〉の外に何もないので,助けはその内から来なければならなかった──これがアケル,すなわち〈空腹〉だった。アケルは己を知らしめ,サタクはそれが何なのかと考えることしかできず,そしてそれは最上の飢餓であったので喰らいに喰らった。まもなく世界たちの中に生きるための十分な余地が生じ,物事が始まった。これらの物事は新しく,しばしば誤りを犯した──というのも,物事であるための練習時間はそれまでほとんどなかったからだ。そのため,たいていの物事はすぐに終わったり,善くなかったり,自分自身を諦めたりした。いくつかの物事は始まろうとしていたが,サタクが肉体のその部分に達すると,それらは喰らい尽くされてしまった。これは暴力の時代だった。

「ほどなくアケルはみずからの心臓をサタクに咬ませ,それで終わりだった。けれども飢餓は死んですら止まることを拒んだため,〈最初の蛇〉は皮を脱いで新たに始まった。古い世界が死ぬとサタカルが始まり,この行動様式パターンを知るときに物事はそれにおける自身の役割も知った。彼ら〔物事〕はルプトガやトゥワッカと名乗り始め,みずからの血族を探してのしのしと歩き回った。サタカルが何度も何度も己を喰らうにつれて,最も強い諸霊は奇妙な角度に移動することでその循環を避けられるようになった。彼らはこの方法──世界の皮を歩き渡るという方法──を〈放浪〉と呼んだ。ルプトガはとても大きいので,弱い諸霊が道を見つけやすいように,星を空に置くことができた。この習わしはそれらの諸霊にとってとても容易になったので,〈彼岸〉と呼ばれる場所に,次の皮まで待つ時間に転じた。

「ルプトガは循環を通じて多くの子をもうけることができたので,〈のっぽ父さん〉と知られるようになった。他の者たちのために虚空の詳しい地図を作ろうと彼は星を置き続けたが,循環を幾度も経ると,助けるべき諸霊は多すぎると言ってよいほどになった。彼は,みずから,過去の皮の残骸から助手を作った──これがセプ,すなわち〈第二の蛇〉だった。セプのうちには,いまだに〈空腹〉が,さまざまな皮によるさまざまな飢餓が多く残っていた。彼は空腹のあまりまともに考えられなかった。助けるはずの諸霊を喰らうばかりのときもあったが,〈のっぽ父さん〉はいつも〔セプの口の〕中に手を伸ばして彼らを外に戻すのだった。ついに,〈のっぽ父さん〉を助けることに疲れたセプは,余った古い皮を集めていってそれらを丸めると,こうすることで──古いものから新しいものを作ることで──新世界に達するのだと諸霊に請け合い,みずからを助けるように彼らを欺いた。これらの諸霊はこの生きかたを,より容易であるゆえに,大いに好んだ。あちらこちらに跳んでいくことはもうないのだった。多くの諸霊はこれが妙案であると信じて加わった。〈のっぽ父さん〉は首を横に振るばかりだった。

「ほどなく皮球の諸霊は死に始めた。なぜなら,サタカルという現実界から遠く離れていたからだ。そして,〈彼岸〉に跳び込むには,もう離れすぎているということに彼らは気づいた。残された諸霊は自分たちを戻してくれるよう〈のっぽ父さん〉に懇願した。しかし,厳しいルプトガはそうしようとしないで諸霊に語った。〈彼岸〉に通ずる星々を追うための新しいすべを今や学ばねばならないと。また,それができなければ子供を通じて生きていかねばならず,以前と同様〔の生きかた〕ではないと。しかしながら,セプにはさらなる罰が必要なので,〈のっぽ父さん〉はその蛇を大きな棒でぺしゃんこにした。セプの死んだ口から空腹は転げ落ち,それがたただひとつ〈第二の蛇〉の残したものだった。新世界のその他の者たちは神格に戻ろうとすることを許されたが,セプは死んだ皮をこそこそ這い回ったり空を泳ぎ回ったりすることしかできず,その飢えた虚空は妬み深く星々を喰らおうとした。」


単一神話:シロディールの“シェザーの歌”

この箇所は初投稿時では『シロディールの創世神話』として知られていた。

「これこそシェザーが神々に語った新しいことだった──すなわち,成功の保証はまったくなしに,母と父になること,責任を負うこと,大きな犠牲を払うことだった。しかし,シェザーは見事みごとに語ったので,その彼らを神秘と悲哀の向こうへ導いた。かくしてエイドラは世界,動物,エルフ,人間,獣人を自由に生み出し,これらのものは彼ら自身の一部から作り出されたものだった。この自由な誕生はひどく苦痛に満ちていたので,その後のエイドラは日々の始まりから持っていた若さ強さ勢いをもはや失っていた。

“This was a new thing that Shezarr described to the Gods, becoming mothers and fathers, being responsible, and making great sacrifices, with no guarantee of success, but Shezarr spoke beautifully to them, and moved them beyond mystery and tears. Thus the Aedra gave free birth to the world, the beasts, and the beings, making these things from parts of themselves. This free birth was very painful, and afterwards the Aedra were no longer young, and strong, and powerful, as they had been from the beginning of days.

「あるエイドラたちは,シェザーが虚言そらごとで自分たちを欺いたと感じたので,失ってしまったものに失望と苦渋を,彼とあらゆる被造物に憤怒を覚えていた。これらのエイドラはオーリ゠エルに率いられたアルドマーの神々であり,衰えた自分たちとみずから創ったものを嫌悪していた。『すべては損なわれている,今でも,いつまでも──せいぜい我々にできるのは,品位と威厳のもとに耐え忍ぶすべを〈古の種〉に教えること,みずからの愚かさを責めること,シェザーと彼の味方に復讐することだ。』かくしてエルフの神々は陰気・憂鬱であり,かくしてエルフは死すべき定めに絶えず不満であり,この残酷無情な世界が苛烈といえども絶えず高潔・超然である。

“Some Aedra were disappointed and bitter in their loss, and angry with Shezarr, and with all creation, for they felt Shezarr had lied and tricked them. These Aedra, the Gods of the Aldmer, led by Auri-El, were disgusted by their enfeebled selves, and by what they had created. ‘Everything is spoiled, for now, and for all time, and the most we can do is teach the Elven Races to suffer nobly, with dignity, and chastise ourselves for our folly, and avenge ourselves upon Shezarr and his allies.’ Thus are the Gods of the Elves dark and brooding, and thus are the Elves ever dissatisfied with mortality, and always proud and stoic despite the harshness of this cruel and indifferent world.

「その他のエイドラたちは被造物を眺めて大いに喜んでいた。これらのエイドラはアカトシュに率いられた人間や獣人の神々であり,彼らの被後見人を,すなわち〈定命の種族〉をたたえて慈しんだ。『我々は苦しんでいつまでも弱まっているが,我々が創った定命の世界は輝かしくこの心と魂を希望で満たしてくれる。〈定命の種族〉に教えよう,よく生きることを,美とほまれを尊ぶことを,我々が彼らを愛するように愛し合うことを。』かくして人間の神々は慈悲深く忍耐強く,かくして人間と獣人は苦にも楽にも心を大きく動かし,さらなる知恵とよりよい世界を熱望している。

“Other Aedra looked upon creation, and were well pleased. These Aedra, the Gods of Men and Beast Folk, led by Akatosh, praised and cherished their wards, the Mortal Races. ‘We have suffered, and are diminished, for all time, but the mortal world we have made is glorious, filling our hearts and spirits with hope. Let us teach the Mortal Races to live well, to cherish beauty and honor, and to love one another as we love them.’ Thus are the Gods of Men tender and patient, and thus are Men and Beast Folk great in heart for joy or suffering, and ambitious for greater wisdom and a better world.

「さて,デイドラの君主たちは,シェザーらエイドラの言葉を聞くと,彼を嘲った。『自身の一部を切り離す? そして失ってしまう? 永遠に? 愚かな! 後悔するぞ! 我々はおまえたちよりはるかに賢い──新世界を自身から創り出すが,切り離すこともしないし我々を嘲ることも許さないし,この世界を自身のうちに収めて,永遠に我々のものとして,完全な支配下に置いておくからだ。』

“Now when the Daedra Lords heard Shezarr, they mocked him, and the other Aedra. ‘Cut parts of ourselves off? And lose them? Forever? That’s stupid! You’ll be sorry! We are far smarter than you, for we will create a new world out of ourselves, but we will not cut it off, or let it mock us, but we will make this world within ourselves, forever ours, and under our complete control.’

「そして,デイドラの君主たちは,

“So the Daedra Lords created the Daedric Realms, and all the ranks of Lesser Daedra, great and small. And, for the most part, the Daedra Lords were well pleased with this arrangement, for they always had worshippers and servants and playthings close to hand. But, at the same time, they sometimes looked with envy upon the Mortal Realms, for though mortals were foul and feeble and contemptible, their passions and ambitions were also far more surprising and entertaining than the antics of the Lesser Daedra. Thus do the Daedra Lords court and seduce certain amusing specimens of the Mortal Races, especially the passionate and powerful. It gives the Daedra Lords special pleasure to steal away from Shezarr and the Aedra the greatest and most ambitious mortals. ‘Not only are you fools to mutilate yourselves,’ gloat the Daedra Lords, ‘But you cannot even keep the best pieces, which prefer the glory and power of the Daedra Lords to the feeble vulgarity of the mush-minded Aedra.'”

単一神話:アルトマーの“世界の心臓”

この箇所は初投稿時では『ハイエルフ(アルトマー)の創世神話』として知られていた。

Monomyth: Altmeri “The Heart of the World” This part was known as “The High Elven (Altmeri) Creation Myth” when it was first posted. “Anu encompassed, and encompasses, all things. So that he might know himself he created Anuiel, his soul and the soul of all things. Anuiel, as all souls, was given to self-reflection, and for this he needed to differentiate between his forms, attributes, and intellects. Thus was born Sithis, who was the sum of all the limitations Anuiel would utilize to ponder himself. Anuiel, who was the soul of all things, therefore became many things, and this interplay was and is the Aurbis. “At first the Aurbis was turbulent and confusing, as Anuiel’s ruminations went on without design. Aspects of the Aurbis then asked for a schedule to follow or procedures whereby they might enjoy themselves a little longer outside of perfect knowledge. So that he might know himself this way, too, Anu created Auriel, the soul of his soul. Auriel bled through the Aurbis as a new force, called time. With time, various aspects of the Aurbis began to understand their natures and limitations. They took names, like Magnus or Mara or Xen. One of these, Lorkhan, was more of a limit than a nature, so he could never last long anywhere. “As he entered every aspect of Anuiel, Lorkhan would plant an idea that was almost wholly based on limitation. He outlined a plan to create a soul for the Aurbis, a place where the aspects of aspects might even be allowed to self-reflect. He gained many followers; even Auriel, when told he would become the king of the new world, agreed to help Lorkhan. So they created the Mundus, where their own aspects might live, and became the et’Ada. “But this was a trick. As Lorkhan knew, this world contained more limitations than not and was therefore hardly a thing of Anu at all. Mundus was the House of Sithis. As their aspects began to die off, many of the et’Ada vanished completely. Some escaped, like Magnus, and that is why there are no limitations to magic. Others, like Y’ffre, transformed themselves into the Ehlnofey, the Earthbones, so that the whole world might not die. Some had to marry and make children just to last. Each generation was weaker than the last, and soon there were Aldmer. Darkness caved in. Lorkhan made armies out of the weakest souls and named them Men, and they brought Sithis into every quarter. “Auriel pleaded with Anu to take them back, but he had already filled their places with something else. But his soul was gentler and granted Auriel his Bow and Shield, so that he might save the Aldmer from the hordes of Men. Some had already fallen, like the Chimer, who listened to tainted et’Ada, and others, like the Bosmer, had soiled Time’s line by taking Mannish wives. “Auriel could not save Altmora, the Elder Wood, and it was lost to Men. They were chased south and east to Old Ehlnofey, and Lorkhan was close behind. He shattered that land into many. Finally Trinimac, Auriel’s greatest knight, knocked Lorkhan down in front of his army and reached in with more than hands to take his Heart. He was undone. The Men dragged Lorkhan’s body away and swore blood vengeance on the heirs of Auriel for all time. “But when Trinimac and Auriel tried to destroy the Heart of Lorkhan it laughed at them. It said, “This Heart is the heart of the world, for one was made to satisfy the other.” So Auriel fastened the thing to an arrow and let it fly long into the sea, where no aspect of the new world may ever find it.”